外閉鎖筋の機能と評価

股関節外旋筋群の機能を理解することは、股関節の安定性と機能性を発揮する上で重要です。
股関節外旋筋群の中でも、外閉鎖筋は股関節屈曲角度に関わらず外旋作用を維持できる特徴があります。
圧痛テストと伸張テストを通して、外閉鎖筋の機能と評価に触れていきます。

外閉鎖筋の圧痛テスト

外閉鎖筋は深部を走行する筋ですが、閉鎖孔の前方から起始していることから、柔軟性を評価することができます。
柔軟性が保たれていれば指は沈むのに対して、柔軟性が低下している場合は逆に筋の抵抗を感じます(図1)。

外閉鎖筋の圧痛テスト(図1)

外閉鎖筋の圧痛テスト(図1)

 

外閉鎖筋の伸張テスト

外旋筋群の中で、外閉鎖筋は閉鎖孔の前方から後方へ、さらに大腿骨頸部を巻き付くように前方へと向きを変えて走行しています。
よって、内旋位から伸展することで筋が伸張する肢位となります(図2)。

外閉鎖筋の伸張テスト

外閉鎖筋の伸張テスト(図2)

 

外閉鎖筋の特徴

外閉鎖筋・大腿方形筋を除く外旋筋群は、股関節屈曲によって外旋作用が低下します。
外閉鎖筋は起始停止が真横に位置していることに加え、前方から後方へ、そして、大腿骨頸部の後方から巻き付くように前方へと向きを変える走行の特徴から、外旋作用が保たれます(図3)。

外閉鎖筋の走行と外旋作用

外閉鎖筋の走行と外旋作用(図3)

 

股関節外旋筋群は起始停止の位置関係から、筋によってその機能が変化します。
股関節角度に合わせて、それぞれの筋を評価することが出来れば、より股関節機能について理解を深めることができます。

今回使用したリハビリイラスト一覧
図1・2:股関節⑮:インピンジメントテスト等(5点セット)
図3:股関節中間・屈曲位と股関節周囲筋

投稿者
福山真樹
イラストスタジオ福之画代表
理学療法士
メディカルアナトミーイラストレーター
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イラストスタジオ福之画HP: https://fukunoe.com/

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