中殿筋と小殿筋の解剖図による解説

リハアートのイラストを担当しています、メディカルアナトミーイラストレーターの福山です。
今回ご紹介するのは、中殿筋と小殿筋です。

中殿筋は、股関節の安定性と骨盤を制御する機能があり、片脚立位や歩行など片側下肢での支持性・運動性において重要です。
中殿筋は、骨盤の外側に位置し、腸骨の外側面から大腿骨の大転子に向かって走行しています。
筋線維の走行は前部線維と後部線維に分かれるため、効果的なアプローチには筋線維の走行を意識することが大切です。

小殿筋もまた股関節の安定性と運動性において重要な役割を果たします。
小殿筋の起始は前殿筋線と下殿筋線の間の外腸骨窩であり、大転子前面に停止します。
小殿筋は扇状に起始部を持つため、小殿筋の尾側は大坐骨結節の内側から走行しています。
大転子前面の停止部を中心に広く扇状に広がる筋線維の走行は、股関節運動に伴って収縮する線維と伸張する線維が異なるという特徴を持っています。

そこで、中殿筋と小殿筋の起始停止と筋線維の走行が分かりやすい解剖図を制作したので、ご紹介します。

【中殿筋の筋線維の走行】
前部線維:腸骨の中央部そして殿筋膜から起始し、内部腱膜の外側と大腿骨の大転子中央部に付着します。
後部線維:腸骨の後方から起始し、内部腱膜の内側と中殿筋前部線維の付着部分より内側上方に付着します。

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【小殿筋の筋線維の走行】
起始:前殿筋線と下殿筋線の間の外腸骨窩
停止:大転子前面

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【イラスト構成の特徴】
中殿筋の解剖図と小殿筋の解剖図に描かれている骨盤は同じ位置と形状で描かれています。
スライド間のイラストの位置を一致させることで、次のスライドへ移った際にイラストが上書きされたかのような演出ができます。
ペラペラ漫画を想像していただけると、演出がイメージしやすいかと思います。

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中殿筋と小殿筋が具体的に分かるように解剖図を制作し、ご紹介させていただきました。
リハアートのイラスト素材としてご用意しているので、股関節の機能解剖、評価・運動療法などにぜひご活用ください。

投稿者
福山真樹
イラストスタジオ福之画代表
理学療法士
メディカルアナトミーイラストレーター
オリジナルイラストをお求めの方はイラストスタジオ福之画へ問い合わせください
イラストスタジオ福之画HP: https://fukunoe.com/

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