ビア樽状胸郭とは?特徴と呼吸リハビリテーション

リハアートのイラストを担当しています、メディカルアナトミーイラストレーターの福山です。
今回は「ビア樽状胸郭」の特徴と呼吸リハビリテーションの代表的なプログラムをお伝えします。


<ビア樽状胸郭とは>
ビア樽状胸郭は、胸郭が樽のように丸みを帯びた形状になる状態を指します。正常な胸郭は前後径(胸の厚み)よりも横径(胸の幅)が大きいのが一般的ですが、ビア樽状胸郭では前後径が増大し、全体的に円筒形に見えます。

この特徴的な胸郭の形状は、主に慢性閉塞性肺疾患(COPD)などの呼吸器疾患と関連しています。特に肺気腫の患者では、肺が過膨張することで肋骨の動きが変化し、結果として胸郭の動きが小さくなる・まったく動かなくなる場合があります。呼吸補助筋の負担は大きくなり、呼吸機能に影響を及ぼします。

<イラストの特徴>
ビア樽状胸郭の特徴である肺の過膨張に伴って特徴的な胸郭の形状になっている様子が分かるように制作しました。

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<代表的な呼吸リハビリテーションプログラム>
腹式呼吸(横隔膜呼吸)練習
ビール樽状胸郭では横隔膜が平坦化し機能が低下するため、横隔膜を効果的に使い、肺の換気効率を向上させる練習を行います。

・ 口すぼめ呼吸
過膨張した肺の空気を効率的に排出できるよう、肺からの空気の排出をコントロールを練習し、呼吸困難感の軽減を図ります。

胸郭可動域の向上エクササイズ
可動性が低下した胸郭の柔軟性を高め、呼吸時の胸郭の動きの改善を図ります。

このようなに横隔膜を意識した呼吸訓練や胸郭の可動性を高めるアプローチ、そして、姿勢改善や筋力トレーニングを取り入れることで効率的な呼吸と生活の質(QOL)の向上を目指します。

<ビア樽状胸郭のイラストが使える>
ビア樽状胸郭のイラストをリハアートにてご用意しています。
研修や説明用資料などにご活用ください。

投稿者
福山真樹
イラストスタジオ福之画代表
理学療法士
メディカルアナトミーイラストレーター
オリジナルイラストをお求めの方はイラストスタジオ福之画へ問い合わせください
イラストスタジオ福之画HP:https://fukunoe.com/

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