前鋸筋と菱形筋と肩甲挙筋の作用と筋線維走行
前鋸筋・菱形筋・肩甲挙筋によって肩甲骨は機能的に動けることは、それぞれの筋の作用と筋線維の走行から理解することができます。
さらに、これらの筋がセットで前額面(背側・腹側)・矢状面から描写されることで、筋の作用と肩甲骨の動きの理解を深めることができます。
【前鋸筋】
起始:第1~第8(9)肋骨外側面、第1と第2肋骨間の腱弓
停止:肩甲骨の上角、 内側縁および下角
作用:肩甲骨の外転・上方回旋
肩甲骨の固定
【前鋸筋の解剖図】
前鋸筋の位置は肩甲骨の内側を走行することから、肩甲骨内側の前鋸筋は描かれない解剖図は多く見かけます。
肩甲骨内側の筋線維が描かれていなくても、前鋸筋の位置と作用を学び、伝えることができます。
しかし、前鋸筋の筋線維の走行を停止部までイメージすることはできません。
筋線維の走行から肩甲骨の動きをイメージするためには、前鋸筋の筋線維の走行が停止部まで見えることは重要です。
リハアートの前鋸筋は、第1肋骨~第8肋骨から走行する筋線維が、肩甲骨内側のどこに停止するのかを、丁寧に描いています。
【菱形筋】
小菱形筋
起始:第6・第7頚椎棘突起と棘間靭帯
停止:大菱形筋の停止部(肩甲骨内側縁)の上部
大菱形筋
起始:第1~第4胸椎棘突起と棘間靭帯
停止:肩甲骨の内側縁下2/3
作用:肩甲骨の内転・挙上・下方回旋
【菱形筋の解剖図】
菱形筋の拮抗筋は前鋸筋ですが、両者が拮抗筋として描かれる解剖図は多くありません。
リハアートの菱形筋と前鋸筋の両方が描かれていることで、筋線維の走行と作用を視覚的に理解しやすく、両者が対となる位置関係であることは一目で分かります。
【肩甲挙筋】
起始:第1~第4(第5)頚椎横突起の後結節
停止:肩甲骨の内側縁上1/3
作用:肩甲骨の挙上
【肩甲挙筋の解剖図】
肩甲挙筋は菱形筋と同様に前鋸筋の拮抗筋ですが、両者が拮抗筋として描かれる解剖図は多くありません。
また、前鋸筋の肩甲骨内側面の走行が描かれない解剖図が多いことから、両者が拮抗筋であることはイメージが難しいです。
リハアートの肩甲挙筋は、肩甲骨内側の走行が見える前鋸筋と共に描かれていることで、筋線維の走行と作用を視覚的に理解しやすく、両者が対となる位置関係であることは一目で分かります。
さらに、矢状面の描写もあることで、肩甲挙筋が前鋸筋の特に下部線維の対となる位置関係であることを視覚的に理解することができます。
【前鋸筋・菱形筋・肩甲挙筋】
リハアートの前鋸筋・菱形筋・肩甲挙筋がセットで、且つ、前額面(背側・腹側)・矢状面で描かれていることで、それぞれの位置関係を視覚的に理解することが可能となり、それぞれの筋が機能的に作用することで肩甲骨は動くことがイメージすることができます。
リハアートには、リハビリテーションやケアに必要なイラストが多数揃っています。
そして、リハアートのイラストは冊子やチラシにも使うことができます。
より分かりやすく、より伝わりやすくするために、ぜひご活用ください。
投稿者
福山真樹
イラストスタジオ福之画代表
理学療法士
メディカルアナトミーイラストレーター
オリジナルイラストをお求めの方はイラストスタジオ福之画へ問い合わせください
イラストスタジオ福之画HP: https://fukunoe.com/


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