学べる・伝わる座位マット評価イラストのポイント~アライメントを評価する~

リハアートのイラスト素材にある座位評価をマット上で行うイラストは、評価者の姿勢が分かりやすい描写にすることで学んだり伝えたりするのに活用しやすいと考えご用意しました。
シーティング③:座位評価・Hoffer座位能力分類等(5点セット)からマット評価(アライメント評価)をご紹介します。

座位評価・マット評価の評価方法のイラスト1

 

評価者は大腿の上に対象者の両側下腿を乗せて、股関節屈曲・膝関節屈曲位とします。
そして、骨盤と大腿の位置関係から股関節屈曲角度を、両側の上前腸骨棘を触診することで骨盤の傾斜を評価します。
股関節屈曲制限がある場合、骨盤は後傾します。
左右の股関節で屈曲制限に差がある場合は、骨盤は側方へ傾斜します。

この時の股関節屈曲角度は、静止時座位を想定する場合は屈曲70°~90°で評価します。
骨の構造上、股関節屈曲角度は90°までですが、軟部組織の影響で実際には90°いかないことが多いです。
加えて、バックサポートで体幹を支持することを考えると、リラックスした際に骨盤はやや後傾することも想定します。

座位から、体幹前傾を想定して評価します。
骨の構造上、股関節屈曲は90°までなので90°以上屈曲方向へ促すと骨盤は後傾することから、あえて股関節屈曲90°以上を促し骨盤を後傾させることで、座位での体幹前傾位を再現することができます。

左右の股関節屈曲角度に差が無いにもかかわらず、骨盤後傾運動に骨盤の回旋や傾斜が伴う場合は、腰椎の変形などの可能性を考えます。
つまり、座面環境を整え骨盤を安定させたとしても、体幹を前傾した際に体幹は回旋や側方傾斜を伴う可能性が高いです。
座位での体幹運動の原因が骨盤(股関節)か胸腰椎なのか、マット上で評価することができます。

マット上で行う座位評価では、上記した点を評価するために胸郭に対する骨盤、骨盤に対する大腿のそれぞれのアライメントを捉えることが重要です。
座位姿勢を再現しつつどのようにしてアライメントを評価すれば良いのかを、イラストを見ることで具体的に理解することができます。

座位評価・マット評価の評価方法のイラスト2

 

リハアートの全てのイラスト素材は、こだわりをもって制作しています。
学ぶ・伝えるためにぜひご活用ください。

<今回使用したイラスト>
シーティング③:座位評価・Hoffer座位能力分類等(5点セット)

投稿者
福山真樹
イラストスタジオ福之画代表
理学療法士
メディカルアナトミーイラストレーター
オリジナルイラストをお求めの方はイラストスタジオ福之画へ問い合わせください
イラストスタジオ福之画HP: https://fukunoe.com/

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