医療関係職種が知っておきたい個人情報保護法の基本ルール

医療介護福祉関係者において、患者・利用者の情報を提供・共有することは
対象者への円滑な支援と支援の継続において非常に重要です。

ブログ『多職種連携や地域連携等で大切な画像・イラストの使い方』で
紹介したように、画像やイラストを効果的に活用することで情報の提供と共有が円滑となります。

特に画像は、対象者の姿をそのまま視覚的に把握することができるので
情報共有に活かされることが多いですが、個人情報となるので取り扱いに注意しましょう。

医療関係職種が業務上得た情報は、特に配慮が必要な「要配慮個人情報」に該当し
「個人情報」と同様に安全管理が必要となります。
個人情報保護法の基本と、本人が持つ権利についてまとめました。

<個人情報保護法の基本となるルール>
①取得・利用:具体的な利用目的を説明・通知し、公表すること

②保管・管理:漏えい予防等の安全管理、そして、従業者・委託先にも安全管理を徹底すること
③第三者提供:本人の同意を得ること、提供・受領を記録すること
④開示請求等への対応:手続きを公表し、請求があった場合は迅速な対応すること

<本人が持つ権利>
以下の場合に、利用停止・消去等を請求できる権利を有する
①利用する必要が無くなった場合
②重大な漏えい等が発生した場合

③本人の権利又は正当な利益が害されるおそれがある場合

医療関係職種が気を付ける点としては、具体的な利用目的を説明することです。
利用目的が組織内の業務連携において使用されるだけでなく、組織内・外への研修へと
用いられる場合には、どのような研修にどのような目的で使用されるか等の説明があると
親切であり、個人情報に関するトラブルを予防しやすくなります。

各病院・施設においても本人への説明・同意・管理を行っていますが
加えて重要なのは、スタッフ個々が個人情報保護法への理解を深めることです。
研修会資料に画像資料がある場合は、顔を隠していたとしても個人が識別できる場合は
個人情報として取り扱う必要があるので、配布資料の管理方法を統一し、
スタッフそれぞれが管理方法を守っていきましょう。

そして、組織のサービス向上を目的とした研修会であっても、個人情報の取り扱いは、
事前に説明・同意を得た目的・利用の範疇を超えないように注意しましょう。

個人情報保護法の基本ルールと本人の権利そして医療職種における注意点

 

もし、個人情報保護法について不安がある、より詳しく知りたい場合は
国の行政機関として2016年に設立された「個人情報保護委員会」のサイト(こちら)をぜひ参考にしてください。

投稿者
福山真樹
イラストスタジオ福之画代表
理学療法士
メディカルアナトミーイラストレーター
オリジナルイラストをお求めの方はイラストスタジオ福之画へ問い合わせください
イラストスタジオ福之画HP: https://fukunoe.com/

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