イラストで分かる手部アーチ構造

足部と同様に手部にもアーチ構造が存在し、安静時および作業時においてもアーチ状となることで手指・手部は機能的に運動することができます。
手指・手部の機能的肢位であるアーチ構造は、指の先端から手根骨にかけて構成される縦アーチと横アーチおよび対立アーチがあり、骨のアライメントを把握することは重要です。

縦アーチは、第3指・第4指が中心軸であり、第2指と第5指ではアーチの長さが異なります。アーチのトップは中手骨頭となります。

イラストで分かる手部アーチ構造:縦アーチ

横アーチは、近位横アーチは可動性が乏しく、遠位横アーチの動きによってアーチが変化します。

イラストで分かる手部アーチ構造:横アーチ

対立アーチは、母指と各手指で構成されます。

イラストで分かる手部アーチ構造:対立アーチ

手部のアーチ構造を評価する上で、アーチの形状を具体的にイメージできることが重要です。イラストのように、アーチの形状は手指に加えて手掌が丸みを帯びていることが機能的な肢位となります。

手指の動きのみで母指と各手指を接触することが可能だとしても、手掌の丸みが乏しいアーチ形状であれば、手指・手部が求められる機能を発揮することは困難となります。

アーチ構造の評価には、イラストのような手本となる手指・手部のアライメントを見て、具体的にイメージしながら、まずは評価者が再現できるようになりましょう。

 

今回使用したリハビリイラスト一覧

図1~3:手部⑧:皮線・ノーマンズランド・アーチ(5点セット)

 

参考文献

高木綾一,山口剛司,光田尚代:手関節疾患.外来リハ・通所リハ・通所介護のリハビリテーション~運動器疾患編~. 株式会社シービーアール,P82-83,2022

投稿者
福山真樹
イラストスタジオ福之画代表
理学療法士
メディカルアナトミーイラストレーター
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イラストスタジオ福之画HP: https://fukunoe.com/

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