リハビリイラストの上手な使い方

リハビリテーションに関する解剖学・運動学や治療手技などを学ぶには、対象となる身体部位を多角的に捉える具体的なイメージが必要です。
そして、イメージには口頭と文章だけでなく、視覚的から得る情報として挿絵・画像資料の活用は重要です。

リハビリイラストは、ポイントとなる部分を強調して描写されているので、伝えたい内容に合わせて資料として活用しやすいです。
加えて、1点の使用だけではなく、複数の異なる視点のリハビリイラストを使用することで、より多角的に具体的に対象をイメージしながら学ぶことができます。

では、『股関節の屈曲』を具体例として、リハビリイラストの活用方法をお伝えします。

まず、股関節の屈曲の特徴について説明します。

股関節は屈曲約90°で大腿骨頸部と臼蓋が接する(※軟部組織があるので実際は75°~85°等の個人差有り)ので、純粋な屈曲角度は約90°までとなります。
90°以上屈曲して見えるのは、腰椎前彎・骨盤後傾によって得られる股関節屈曲ということになります。』

説明文で伝えたいポイントは、赤字の3点

ポイントをおさえたリハビリイラストを3つを組み合わせることで、説明内容をより具体的にイメージすることができます。

例として、まず股関節が①90°以上屈曲して見える点をベースとします。股関節屈曲と骨盤の後傾

次に、屈曲約90°で大腿骨頸部と臼蓋が接する視点となるリハビリイラストを追加します。
股関節屈曲90°で頸部と臼蓋が接する

最後に、腰椎前彎・骨盤後傾によって得られる股関節屈曲視点を追加します。
股関節屈曲機能

3つの視点によるリハビリイラストを組み合わせることによって、スライド1枚見ただけで理解できることが一気に増えます

セミナー等の教材資料として、イラストなどの挿絵が少なくなりやすい現状があります。使用できるリハビリイラストが少ない・無いことがそもそもの原因です。
リハアートでは多数のイラストを用意していますので、様々なテーマに対応できます。
ぜひ、ご活用ください。

今回使用したリハビリイラスト一覧
図1・2:股関節⑩:頸部軸屈曲・骨盤大腿リズム・変形性股関節症等(5点セット)
図3:股関節⑨:皮神経・大腿動脈等(5点セット)

投稿者
福山真樹
イラストスタジオ福之画代表
理学療法士
メディカルアナトミーイラストレーター
オリジナルイラストをお求めの方はイラストスタジオ福之画へ問い合わせください
イラストスタジオ福之画HP: https://fukunoe.com/ 

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